「キャリアを考えたとき漠然とした不安がある」「自分の将来像を想像できない」とキャリアについて相談されることがよくあります。 そのような相談を受けるとき、相手が必要としているのは「輝かしいキャリア戦略」や「成功へのロードマップ」といった 世の中にあふれる、わかりやすい話ではなく悩む気持ちを行動に変えるキッカケだと考えています。 うーん、将来に少し困ったなと感じて参考を求めて「あなたのキャリア論を聞いてみたいと話しても「いやいや、そんな自分のやり方なんて再現性がないよ」と断られることもよくあります。 「再現性がない」という言葉は、経験してきたプロジェクトの特殊性、技術選定の経緯、そして個人的な興味の変遷など、 キャリアと呼んでいる道が不確実性の高い選択が背景にあります。「計画性のなさ」を感じる状況では、その人の昇格、転職やロールチェンジといった重要な意思決定のプロセスが、時々で得られていたスキル、過去の経験など自分自身を構成している価値観から導かれている現実があります。 このセッションでは、そんな「再現性がない」「計画性のなさ」と感じるキャリアについて「意思決定のプロセス」自体に学びを求めます。 Androidアプリ開発経験10年以上のエンジニアとしての経験、エンジニアリングマネージャとしての経験、複数の事業立ち上げといったビジネス経験をふまえ、 シニアなエンジニアが何を考えているのかという実例から再現性のないキャリアだからこそ語れる、リアルな経験と学びを共有します。
mhidaka Software Engineer, Representative of TechBookFest
- Androidエンジニアとしてキャリアに不安がある人 - キャリアについて何らかなヒントが欲しい人