Kotlin Multiplatformの発展により、Androidエンジニアが “ビジネスを伸ばす当事者” になるチャンスが急拡大しています。本セッションでは、1. 年間売上600億円規模の食品ECプロダクトを開発するモバイル・エンジニアリングチームが2年前に売上というKPIを背負ってから得られた失敗と、専門性を越えたアクション(越境)の重要性について共有し、2. Kotlin Multiplatformの技術選定を軸にしたAndroidエンジニア向けの越境手法と、3. 特に効果の高かった越境事例を紹介します。このセッションを通して、Androidエンジニアがビジネスに貢献するアクションを実践する勇気と事例を学ぶことができます。 1. モバイルエンジニアが売上をKPIに持つことで得られた学び 2年前、AndroidとiOSのネイティブアプリを開発する私たちモバイルエンジニアは、”売上” をKPIに持ちました。その後、ビジネスに貢献するエンジニアになるためにやってきた事はまるで結果に繋がりませんでした。この経験から得られた失敗と学びを共有し、エンジニアリングチームが売上KPIを持ち、経験してきた実際の事例を共有します。 2. 越境しよう! ビジネスへ貢献しようとすると、普段自分が抱えている領域を越えて行動する必要があります。しかし、いきなり経験のない領域に飛び込むには勇気が必要です。Kotlin Multiplatformの技術選定とそれがもたらす仕組みを例に、越境しやすい領域を紹介します。 Kotlin Multiplatformは、現在Androidアプリ開発を行っているチームの越境をデザインする最も良い選択肢です。私たちのチームはKotlin Multiplatformの技術選択によって、AndroidとiOSの越境にチャレンジしやすい環境を設計することができました。この事例を軸に、私たちが行ってきた様々な越境を紹介します。Androidアプリ開発の周辺には、iOSやWeb、バックエンドなどのソフトウェアエンジニアリング領域に留まらず、デザインやデータ分析、マーケティング、そして採用や育成など多くの専門性が隣接しています。それらを越境の選択肢と捉え、今までのキャリアや指向を照らし合わせることで、自分なりのビジネスへの貢献方法に気づくきっかけが得られるはずです。 3. 効果の高かった越境事例 2年間のチャレンジを通して、私たちモバイルエンジニアはビジネスに貢献できたのでしょうか?定量的な具体例と共に、特に効果の高かった越境事例を解説し、モバイルエンジニアが自律的にビジネスに貢献するアクションを深掘りします。 - 顧客行動データ分析 - 顧客体験設計 - iOSアプリ開発
ohzono Oisix ra daichi Inc.
Kotlin Multiplatformを利用している・検討しているAndroidエンジニアやテックリード、マネージャーの方 エンジニアリングを活かしてビジネスに貢献する事に悩んでいる方