Androidアプリ開発は10年以上の歴史と共に、今もなお日々進化しています。SNS・ブログ・Google I/Oなどで様々な情報が飛び交います。 長らくAndroidアプリ開発に携わってきたエンジニアの方々からすると、これらの変化や進化は大変嬉しいことです。 しかし、Androidアプリ開発 未経験者や初心者の方はどうでしょうか? 私は2021年までAndroidアプリ開発を10年間やってきましたが、その後3年間 ピュアなAndroidアプリ開発から離れていました(その間 Flutterでアプリ開発してました)。 そして、2024年 3年ぶりにピュアなAndroidアプリ開発に戻ってきました。 10年間の積み重ねにより基礎的な知識はありましたが、正直「色々変わっててキャッチアップするの大変なんだが!」という気持ちでした。今もそうです。 この経験を振り返った時に、積み重ねたものがない、または少ない 未経験者や初心者の方々は何を学び、何を学ばなくていいのか、見極めるだけでも一苦労するだろうと思いました。 本セッションでは、Androidアプリ開発にチャレンジしたい未経験者・もっと上達したい初心者の方に向けて開発をする上で、学ぶと長く使える知識の紹介に重点を置きつつ、ちょっと古いことだから学ばなくてもいいかもしれない知識や最近のトレンドをどこまでキャッチアップすべきかなどをお話します。 個人としてAndroidアプリ開発の技術力を身につけることにフォーカスした内容のため、学んだ先に見えてくる「Androidエンジニアとしてキャリアをどうするか?」、「チーム開発どうするか」などは話しません。 40分と限られた時間で多くの基礎知識を扱うため、具体的な実装コードの紹介などは少なくなる想定です。コード例などは別途参照いただけるように、サンプルのリンクなどご紹介します。 セッション内容のイメージをつかんでもらうために、一例として以下のようなテーマを扱います(変更の可能性はあります) - 基礎的な開発環境(Android Studio、Kotlin) - 4つのアプリコンポーネント(Activities、Services、Broadcast receivers、Content providers) - Fragmentとは? - Jetpackとは? - UIはどう作るの? Android View or Compose - Data BindingとView Bindingの現在地 - Google Play Services と Firebaseは大事 - OSバージョン間の差分 - 公式ドキュメントは絶対読むべき - これは学ぶべきなの?FAQ - 最新の情報はどうキャッチアップすればいいの? 3年ぶりのAndroidアプリ開発を通して、私自身改めて一から学ぶ機会にめぐまれ、新しい発見や学びが多くありました。 この経験は反映した本セッションが、未経験者や初心者の方々がより楽しくAndroidアプリ開発に取り組む糧になれると嬉しいです。
Shinobu Okano LinQ inc. Engineering Manager
セッションを聴講するうえで必要な前提知識はありません。 主に以下のような方々がメインターゲットです。 - Androidアプリ開発にこれからチャレンジしたい人 - Androidアプリ開発をはじめたばかりの人 - Androidアプリ開発を再チャレンジしたい人 - Androidアプリ開発を未経験者・初心者の方に教える人