共有と分離 ─ Compose Multiplatform “本番導入” の設計指針

Kotlin Multiplatform (KMP) は、ネットワーク通信やドメインロジックを Android / iOS で共通化し、Compose Multiplatform (CMP) はそのうえ UI までを共通化します。両者を組み合わせれば、アプリの大部分を単一のコードベースで開発できることが大きな魅力です。 ところが実プロダクトへの導入に踏み出すと ・使いたいライブラリや SDK が KMP に非対応 ・OS 固有の API を直接呼びたい ・一部の画面をネイティブ UI でリッチに作り込みたい といった理由で、 ”共有できない領域” が必ず現れます。 本セッションでは、Android と iOS のエンジニアが共同登壇し、 ・プラットフォーム間でコードのどこを共有し、どこを分離するのか ・開発速度 × ユーザ体験 を両立させる設計・実装パターン を具体例とともに紹介します。実際に CMP を採用して半年弱で Android / iOS 両アプリをリリースしたプロダクトを題材に解説します。 予定しているトピック: ・共有の最前線 CMP + KMP 対応ライブラリの活用でどこまで共通化できるか ・分離のテクニック ・Kotlin × Swift の DI 設計 ・KMP に非対応の SDK の安全な統合 ・CMP + ネイティブ UI のハイブリッド実装 ・両プラットフォーム視点で見る落とし穴と回避策 CMP 導入で必ずぶつかる ”共有できない領域” を見極め、必要に応じてコードを切り離すための指針をお伝えします。

  • naberyo STORES, Inc.

  • Kenta Enomoto STORES, Inc.


概要

  • 日時 2025.09.11 / 12:20 ~ 13:00 (40min)
  • 場所 Koala
  • 言語 日本語

対象者

・Kotlin Multiplatform や Compose Multiplatform の導入に関心がある方 ・Kotlin Multiplatform や Compose Multiplatform でどこまでコードを共有できるか知りたい方 ・Kotlin Multiplatform や Compose Multiplatform を導入し、プラットフォーム固有の実装が原因で手が止まっている方