2年前、私は Android プロジェクトで視覚的に難易度の高い機能開発に携わりました。この機能には、多種多様なアニメーション、独自の衝突検出アルゴリズム、そして多様なデバイスでパフォーマンスを維持する必要がありました。開発は長期に渡り難航し、最終的にプロジェクトにとって大きなコストとなりました。 しかしながら、もし Android Studio と自分だけではなく、Copilot(AIアシスタント)がそばにいたらどうだったでしょう?どれだけの時間と労力を節約できたでしょうか? 本講演は AI ツールを推進するためでも否定するためでもありません。これは、実際の機能開発と、AI支援があった場合とを並行して比較する試みです。 まず、オリジナル実装を振り返りながら、技術的チャレンジ、下した判断、かかった時間についてお話しします。そして、GitHub Copilot などの AI ツールを用いて似たような機能を再実装し、そのメリットやデメリット、そして本当に期待に値するのかを検証します。 AI が日々の開発にもたらす変化を直視し、そして実際のケーススタディを通して、どこで、どのようにAI支援が役立つのかを探っていきましょう。 (DroidKaigi実行委員会による翻訳)
Sandra Dupré DNA.inc Android Developer
Android 向けに具体的な機能開発を行っている方 実際のケースから学びたい方 日々の開発における AI の位置づけについて考えている方