ComposeはUIフレームワークとして広く使われるようになりましたが、その仕組みはUI以外にも応用可能であることはご存知でしょうか。 Composeを構成するモジュールのうち最も低レイヤーに位置するRuntimeは、UI構築に限らず汎用的に利用できる設計になっています。しかし、普段のUI開発ではRuntimeのAPIの一部分しか利用しないため、全容はあまり知られていません。 Runtimeは、コードを宣言的に記述し実行するための基盤となるAPIを提供しており、Composeの宣言的なプログラミングを支えています。Runtimeの仕組みを理解して活用することで、Composeの宣言的なプログラミング手法を独自の処理に適用できます。 このセッションでは、普段は意識することなく利用しているRuntimeにスポットを当て、活用例を紹介します。ComposeにおけるRuntimeの役割を解説し、独自の処理への適用方法を紹介します。そして、UI構築にとどまらないRuntimeの活用方法の一例として、コードで表現したメロディや音声効果をそのまま再生する「宣言的音声処理」という独自の試みを、デモを交えて紹介します。 このセッションを通してComposeの仕組みを理解し、UI以外にも応用可能な宣言的プログラミングの視点を得ることができます。Composeの大きな可能性を感じてください。
usuiat Android Engineer
- Compose中級者以上 - Composeをより深く理解したい人 - Composeで何か面白いことをやってみたい人